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 5月5日、こどもの日。戸山幼稚園でも、各クラス、こいのぼり作りに取り組みました。毎年、連休前に完成し、園庭にはみんなのつくったこいのぼりが元気に泳ぎ出します!

 今年は、在園児のお父様から特大のこいのぼりをお譲りいただき、子どもたちはまず”本物”に親しみました。ホールに大きく広げられているこいのぼりを見付けた子どもたちは、周りを走り回ったり、ごろんと寝転んでみたり、最後にはこいのぼりの中をくぐったりして、その大きさに感激していました!また、園庭では風が拭くたびに泳ぎ出すこいのぼりを見ては「およいでるよー!」と大興奮!!戸山幼稚園の活動は、このように、子どもたちの心が動いた時に始まります。

 年長さんは、実物を見たことで「小さい子たちが驚くような大きいこいのぼりが作りたい!」と大張り切りで製作開始です。全員で大きなこいのぼりを作るには、もちろん途中で難しいことに直面したり、友だちと気持ちを合わせるのに苦労したりしましたが、完成を目指しながら取り組むことで、最後まで諦めずに各々の力を出し合うことが出来ました。ビニールで出来た泳ぐこいのぼりと、段ボールで出来た頑丈なこいのぼり。どちらも、小さい子たちをあっ!と驚かせてくれて、お互いに喜びいっぱいの活動となりました。

 年中さんは、「ぼくたちもじぶんのこいのぼりがほしい!」と取り組みました。昨年は、自粛中だったため、園でのこいのぼり作りは初めてです。自分なりに素材を選び、鱗を作っていくたびに「こういうふうにやってみた!」とその自己発揮ぶりに感心しました。しかし驚いたのは完成後です。吹き流しや矢車を付けてもらって大喜びの年中さんはこいのぼりを連れてすべり台の上へ…どうやら、園のこいのぼりと同じように泳がせようと風を待っているのです!「みんな!こいのぼりをみせて!こころを1つに!」「おー!!」と言いながら、風が吹くたびにおおはしゃぎでした♪こんなに心弾む経験ができる時間は、なんて輝かしいのだろうと感じました。

 年少さんは、まだまだ『ママへの恋しさ』と『幼稚園の楽しさ』の狭間に居る子が多いので、楽しい遊びが1人1人の喜びに繋がるようにタンポ遊びで出来た鱗に目を飾り、こいのぼりに変身させました!次第にイメージが湧きだすと「もっと!」と意欲に繋がり、「パパとママとおねえちゃんもつくる!」と、寂しそうなこいのぼりに家族を作ってあげようと、3歳なりの想像力で取り組むことが出来ました。

戸山幼稚園の子どもたちも、こいのぼりのように強く逞しい子に育ちますように。