戸山幼稚園は、1952(昭和27)年4月に、日本基督教団戸山教会の附属幼稚園として開園し、以来、久しく幼稚園教育にたずさわってまいりました。
キリスト教信仰に基づく幼児教育の方針に則り、都心としては本当に恵まれた自然環境の中、子どもたち一人ひとりが明るく素直な生活態度、豊かな情操を身につけ、また、たくましい体に育つようにと祈り願いながら、幼児教育に励んでまいりました。
本園の方針は、
という三点です。
特に3点目についてですが、戸山幼稚園では「たてわり保育」をおこなっております。年長の「ゆり」組さん、年中の「さくら」組さん、年少の「ちゅうりっぷ」組さんを、たてわりにして、いくつかのなかよしグループができあがります。
その活動の中で、ちゅうりっぷさんは、お兄さん、お姉さんに、手をつないでもらって、いろいろなことを自然に教わります。そしてまた、お世話をするゆりさんたちもそのお世話によって頼りがいのあるお兄さん、お姉さんに成長します。ゆりさんとちゅうりっぷさんの真ん中にいるさくらさんたちは、ゆりさんたちを見ながら、来年、ゆりさんになったら、ぼくも、わたしも、あのお兄さんやお姉さんのようにやってみたい、という、ゆりさんたちへの「あこがれ」が強くなるようです。良い意味での「背伸び」が起こるのです。
先生たちは、このような「たてのかかわり」の保育の中で、できるだけ子どもたちの自主性を促しながら、一人ひとりの子どもたちの必要を把握し、背後からサポートしています。また、その中で、保育者として、多くの大切な「気づき」を与えられています。
これが戸山幼稚園の「たてわり保育」です。
戸山幼稚園では、また、父母の親睦と、子どもたちのより良き成長を願い、全保護者による父母の会を設けています。お父さま、お母さま方には、幼稚園のために多大なご協力とご支援をいただき、心より感謝いたしております。
ご父母の皆さまのよきご理解をいただき、お子さま方のご入園をお考えくださいましたら、幸甚に存じます。