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今年も戸山幼稚園の節分集会に向けて、仲良しグループ(たてわり保育)で鬼製作に取り組みました!自分のお腹の中にいる『悪い虫』を退治するために、子どもたちなりに自分の行動を顧みて、自身のお腹の中の虫はいったい何か?!を考えて、異年齢での活動に参加しました。

<ひよこグループ>

表情の中に、グループみんなの悪い虫を表現するため、顔をきれいに3分割して役割分担をしていきます。なんと斬新な表現方法でしょう。怒った目にするには?泣き虫を表現するには?…いろんな素材の中から、ぴったりの形を選んだり見立てたりしながら力を合わせます。作っている間も、何より『自分の虫を退治するため』という意識を大切にしていて、泣き虫を退治するために涙の量を盛り沢山にしたり、怖い眉毛を太~~くしたり、その必死さが微笑ましい場面でした(^^)大きな顔を作る楽しさを味わった子たちが、体も作ろう!と熱中して絵の具製作に取り組んだことで、あっという間に大人よりも遥かに大きい鬼になりました!金棒をよりリアルにするために、最後まで素材選びに余念がなかったひよこグループでした✨

<うさぎグループ>

鬼を作ろうと相談を始めていくと、”立体”の鬼にしようと張り切り出した子どもたちでした。まずは、土台となる形作りのために段ボールを集め、積み上げます。四角い段ボールを雪だるまのように積んだものの、その大きさは子どもの背丈程度。なんかイメージと違うなぁ…と悩んだ子どもたちは、もっと大きくするには足を生やそう!と、細長~~い段ボールを同じ長さに切り揃えて貼り付け、完成!ツノ、腕、金棒、さらには鬼のパンツまで、それぞれのアイデアを出し合って作ったものをくっつけて出来た鬼です。その表情には、こちらのグループも”怒り、泣き、ドキドキ、眠い”等、様々な虫を表現したオリジナルのものになりました😂本番の豆まきでは、台車に乗せてぐるぐる動く鬼となり、子どもたちの投げる豆から逃げ惑う演出で盛り上がりました!!

<チーターグループ>

だんだんと鬼の顔が小さくなる、的を作ることに決定!4つの悪い虫を表現しました。1番大きな顔はふざけ虫。その大きな余白を活かすための素材選びに苦戦しながらも、パーツそれぞれを大きく表現しようと頑張りました。2番目は泣き虫。いっぱい泣いているように見せるための素材選びはもちろん、泣いた後はいつも目が赤くなる…と、目の周りを赤く塗ったのがポイントです♪次のへにょへにょ虫は眠たがりの虫。子どもたちの中で寝顔をイメージしたり、眠い時の脱力感を表現するためにいろんなパーツを歪ませて作ったようです。最後は怒り虫!ギロッと動く目は、何人かがそれぞれ目にぴったり!と持ってきたものを寄せ集めて出来た偶然の産物でした★怖い牙にもこだわり、試行錯誤しながら素材をいかしました!

 ひとつのものを作るために、イメージを共有し、素材を選び出し、役割を分担して取り組んだ異年齢保育でした。互いの個性を受け止め合えるまでになった3学期の子どもたちだからこそ、力を合わせる楽しさや喜びを味わい、みんなで達成感を持つ節分となりました!