information

今年は様々な行事が変則的に短縮された1学期でした。年長の子どもたちにとっては最後の園生活。健康や安全を守りながらも、子どもたちが憧れていた“ゆりさん”(年長組)としての活動を沢山取り入れていきたい思いで保育を進めてまいりました。

 その中でも、先日お伝えした夏野菜の収穫は、ゆりぐみのみんなが楽しみにしているものでした。毎年恒例のお泊まり保育(今年は夜の探検会に変更となりました)で食べるために、登園再開してから相談をして植えた自分たちの野菜。どんどん葉が大きくなり、野菜によって異なる形や色に驚いたり、花が開き、実がなり始めることを大喜びしたり…毎日子どもたちに新しい発見と驚きをくれていました。

 特に盛り上がったのは、野菜の実はどこに出来るのか?という話です。葉っぱはどんどん大きくなるのに、なかなか見えてこない野菜たちに「ほんとにできる…?」と不安気な子もいました。でも、じーっくり見てみるとお花の陰に隠れている赤ちゃん!!(子どもたちはなり始めた野菜を見付けると決まってこう呼びます(^^))

「あ!!!あった!ほら!!!!!」

嬉しくなった子どもたちは、どんどん赤ちゃん野菜を探すのが上手になっていきます。「お花が落ちたら野菜になるんだ!」って大発見が出来ました。

 このクラスの子どもたちは、これまでの経験の中で、植物を育てる喜びを味わってきました。年中時には1人1人好きな花を花壇に植え、『お水をあげる大切さ』を学んできました。どのお花も、土の中でストローみたいにお水を吸っている…一度知ると、子どもたちは確かめたくなるのですよね。今回野菜を植える際も、ポットから苗を取り出した時に見えたぎっしり伸びている根っこに大はしゃぎ!!「わあ!もじゃもじゃだ!!!」と、普段は見えない土の中が見えた瞬間は特別でした!

 しかし長引く梅雨の影響で、探検会の日までに収穫できた野菜はナスとピーマンのみ…。「トマトとキュウリは食べられるんだけど…」クラスの中にはもちろん、野菜嫌いの子だっています。でも探検会当日、誰一人野菜を食べない子は居なかったのです。自分たちで育てた野菜をみんなで食べよう!というクラスの空気に触発され、むしろ、最後まで絶対に諦めず完食する女の子が何人も居たのですから、喜びもひとしおです! 1つ1つ、どんな活動も実体験の中で知識を付け、知的好奇心を高めてきていたゆりぐみさん。 図鑑やパソコンで見る情報だけでなく、このように実体験を通して愛着を持ち、喜べることは、子どもたちの心が動いている証。だからこそ、苦手な野菜にまで挑戦できる逞しさも育つのですよね。『おやさいフルコース』を堪能した子どもたちでした♪

(残念ながら1学期中、キュウリとオクラはなかなか花が増えず、トマトは小さくて緑のままでしたが、夏休みに入りようやくどの野菜も大きくなって、時々園の近くにお散歩に来たゆりさんたちが収穫してくれました。)