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1月のある日、子どもたちが、ホールでコマ回しに夢中になっていました。
「先生、ほら、できた!回ってる、回ってる!」
「ぼくも、もう回せるよ。ほら、見てよ」
「わたしもね、全部はできないけど、回せるときがあるんだ」と一生懸命ヒモを巻いています。
「センセイ、ヒモはどうやって巻けばいいんですか、オシエテクダサイ」
私が教えようとすると、
「あ、それはさあ、ワッカをこう引っかけて、こう巻けばいいんだよ」とコマ回しの達人が、横入りして教えてくれます。たのもしい!
でも、この子どもたちの輪の中で、ニコニコしながら、コマ回しに入らない〇〇ちゃんがいます。
「〇〇ちゃん、一緒にコマ回ししようよ」と誘うと、
「う~ん、でもいいよ。見てるよ」
黙って、でも楽しそうに見ています。
本当はコマを回したいのです。
担任の先生も〇〇ちゃんのことはよくわかっています。

ヒモの巻き方にはコツがあって、右利きの子が外側から投げる時と内側から投げるときは巻く方向を変えた方がいいのです。左利きの子が投げるときも、同じ理由で、巻き方を変えるとうまくいきます。それから、投げるとき、腰を低くすると、もっとうまくいきます。<腰を入れる>というのが、すべての運動のコツです。先生が教えてくれます。

戸山幼稚園にはもうすぐ、コマ回しの本物の達人「コマのたけちゃん」がやってきます。たけちゃんがくる頃には、〇〇ちゃんも回せるようになっているかなあ、と期待しながら、〇〇ちゃんの前でいっぱいコマを回してみました。見ているだけで楽しかったようです。

園長 西谷幸介(にしたに こうすけ)