7月のあんしょう聖句 「恐れるな。わたしはあなたとともにいる。」
について、戸山教会の週報に掲載された西谷先生のミニコラムをご紹介します。

「私はあなたと共にいる」という私たちに向けられたこの神の言葉は、聖書の根本メッセージのひとつです。
「インマヌエル」(共におられる主)という主イエスの別名もまさにこの言葉が名前となったものです。
みなさんがよくご存知の信仰の詩 “Footprints(足跡)”も、
この「神われらと共にいます」というモチーフをもとにしるされています。
同じことは有名な賛美歌312番の3節の歌詞についても言えます。この世の友が私たちを見捨てても、神は私たちと共に生きてくださいます。
英語の「さようなら」“Goodbye”も、もともと“God be with you”(神共にいまして)でした。
ロビンソン・クルーソーもその信仰によって絶海の孤島の生活を生き抜きました。

文中にありました、”Footprints(足跡)”の詩も紹介します。
「さんびのページ」のサムネイル画像は砂浜の写真ですが(沖縄で撮影!)、実はFootprintsの詩をイメージして選びました。
この詩をもとに作られたすてきなさんびの歌もあります。
はやおき礼拝でもみなさんと歌いたいと思います。




Footprints 足跡
  〜 作 Margaret Fishback Powers


ある夜、私は夢を見た。
私は、主とともに、なぎさを歩いていた。
暗い夜空に、これまでの私の人生が映し出された。
どの光景にも、砂の上にふたりのあしあとが残されていた。
ひとつは私の足あと、もうひとつは主の足あとであった。


これまでの人生の最後の光景が映し出された時、
私は、砂の上の足あとに目を留めた。
そこには一つの足あとしかなかった。


私の人生で一番つらく、悲しい時だった。
このことがいつも私の心を乱していたので、
私はその悩みについて主におたずねした。
「主よ。私があなたに従おうと決心した時、
あなたは、すべての道において、私と共に歩み、
私と語り合ってくださると約束されました。
それなのに、私の人生の一番つらい時、
一人の足あとしかなかったのです。
一番あなたを必要とした時に、
あなたが、なぜ私を捨てられたのか、
わたしにはわかりません。」


主は、ささやかれた。
「わたしの大切な子よ。
わたしは、あなたを愛している。
あなたを決して捨てたりはしない。
ましてや、苦しみや試みの時に。
足あとが一つだった時、
わたしはあなたを背負って歩いていた。」